お見合い成立しすぎると結婚できない

結婚相談所で、お見合いをたくさんすると結婚できると勘違いしている人がいます。
お見合いのしすぎは、交際の回数が減る、
相手を選べないなどの理由で良い結果がでません。
お見合いの成立は何人がいいのかノウハウを紹介します。

お見合いの平均回数

結婚相談所に入会後、とんとん拍子で結婚にいたるケースもありますが、
多くの方は1年～1年半程度の婚活期間を経てご成婚されています。
お見合いの平均的な回数や人数を見ると、年齢が高くなるほどお見合い回数も多くなる傾向があります。

数回のお見合いでお悩みの方は、
30代の男性は平均20回程度、
30代の女性は15回程度が目安であることを知っておくと、
お見合いや婚活に対する焦りや不安が解消され、
「お見合いの回数をもっと増やしてみよう！」「焦らず婚活を続けよう！」などと、
前向きな気持ちで活動できるようになるはずです。

【成婚者の平均お見合い回数】

日本結婚相談所連盟「成婚白書　2021年度版」がありました。
 

なかには平均回数を超えてお見合いした後に成婚された方もいらっしゃいます。
あくまで平均値となりますので人数や回数にこだわりすぎず、一つ一つの出会いを大切にしましょう。

お見合いが成立しすぎるとどうなるか？

福岡県は男性が4割、女性が6割の割合で登録がある地域です。
男性のご入会があると男性がお申し込みを始める前に女性から名乗りを上げてくださる方が多く、男性も応えようと承諾します。

例えば、3名の女性からお申し込みがあり、
せっかくだからと優しい男性はお受けして頂けます。
一人目のお見合いが終わりました。
とてもフィーリングが合い、お互いの共通点も多く、次回も会いましょうとまでお話が進みました。

手ごたえの通りお相手からも「交際希望」のお返事を頂き、仮交際スタートとなりました
翌日にファーストコールをしてデートをお誘いしようと思いましたが、
お休みの日に承諾した二名のお見合い日程が入っており、
デートをする日が2週間後になってしまった。

お見合い後1週間以内にお会いすることによりお付き合いが長続きすることが多いので、
2週間後は遅かったです。

2週間後にお会いしたけれど、お見合い時のテンションはお互い継続しておらず、
盛り上がりに欠けてしまい、交際終了になってしまいました。

相手を知るための十分な時間が取れない

二週間、彼は彼女に連絡を取っていないわけではありませんでした。
LINEもして電話もしていました。
でも、やっぱり「対面」でのデートに勝るものはありません。

顔を見て、話すと充分会話が伝わりますが、
LINEや電話ではその半分しか気持ちが相手に伝わらないと言われています。

相手を知るための方法

対面でのデートは、信頼関係が構築しやすかったり、微妙な感情や表情が伝えやすかったり、心に訴えかけるメリットがあります。
対面でのデート時間を作るという事は、相手へ時間を差し出すことです。

メールよりも電話、電話よりもLINE電話、LINE電話よりも対面がよいと感じています。
対面の機会を確保するという姿勢も、お互いの気持ちに訴えかけるのかなと思います。

また、一見価値がなさそうな他愛もない会話も、心と心を通わせるには必要です。

一緒に笑うって大事（ツボが一緒）
デートで得る視覚情報って大きいなと思います。

男性「あ、今、笑った。うれしいな」
「ニコニコして話しをきいてくれている。楽しいなぁ」

画面越しの相手でなく、目の前の相手が笑ってくれているってやっぱり嬉しいものです。
一緒に笑ったり、驚いたり。
一緒に感情やリアクションを楽しむって、実は大事なことだと感じました。

日程調整が困難

お見合いが成立すると、1案件につき4人でのやりとりが始まります。

ご本人・ご本人のお見合い相手・ご本人のカウンセラー・お見合い相手のカウンセラーです。
お見合いの申し込みにOKのお返事をする（ご本人）

お見合い希望日日時を第三希望までご提示。
カレンダーが出てくるので日にちや時間を選択します。
もし、選択できない時間などがありましたら備考の欄に書いていきます。

（例）
【お見合いの希望日時】

第1希望：2023年08月19日(土)終日OK

第2希望：2023年08月20日(日)17時以降

第3希望：2023年08月18日(金)17時以降

【お見合い希望場所】

博多駅近辺

■第二希望/第三希望の時間
20時以降でお願いいたします。
↓
ご本人のカウンセラーに送信し、お相手のカウウセラーに伝える。
↓
お相手のカウンセラーがお見合い相手に伝える。
↓
お相手のカウンセラーから調整した日時が届く
↓
お見合い日程確定。

これはスムーズに進んだ案件になります。
ご提示した希望日がお相手の都合に合わなかった場合、お相手から第三希望までご提示ありお互いの日時が合うまで続けられます。

例えば、お見合いが3件重なり成立した場合は、このやりとりが3倍となります。
お互い仕事をしており、暦通りのお休みの方もいらっしゃいますし、シフト制の方もいらっしゃいます。

日程調整が困難になる事が少し想像できた良いなと思います。

誰を選ぶといいか決められなくなる

お見合いが次々に決まると、たくさんのお相手と会うことになり、

自然と自分が気づかない内に目が肥えていきます。

自分の枠に当てはめて考えるようになり、選ばれないといけないのに、選んでしまっています。
また、どのお相手も良かったが会いすぎて、日程調整がありすぎて、
お見合い日が決まりすぎていて、お見合いだけに集中できない現象が起こってきます。

お見合いをたくさんする人の傾向

お見合いをたくさん組まれる方は、心で計算するより頭で計算される方が多いと考えられます。
数字で判断することができるプロフィールになっております。
年齢、年収が住民票や源泉徴収票のご提出で確実に表示されております。
その条件に当てはまるお相手を片端にお申し込みをしていきます。

月に20人と申し込み人数は決められています。全て使い切り、毎月お見合いをされます。
お見合いが成立することはご縁があるとのことです。

そのご縁を一つ一つ大事にされると見方も変わってくると思いますがお見合いをすることで安心を感じているところですが、お
見合いが成立しないと逆に不安を感じる形になります。

焦り

お見合いを何度してもお付き合いに至らない、10回出会った、20回出会った。
お見合いを繰り返しても、自分なりにお見合いの時は頑張っても、成果が出ない時！
もう、どこにぶつけたらよいか、わからないモヤモヤ感、不安感でいっぱいだと思います。
契約期間も決まっていますしね。考える方向性を変えることが大事だと考えます。

軌道修正という言葉があります。最初に結婚しようと思ったきっかけがあると思うのですが
原点に戻り気持ちを取り戻してみましょう。カウンセラーに相談することも良いですよ。

相談を受けた時の内容は覚えています。
あなたはこんな気持ちで婚活をされたいとおしゃっていましたと伝えることができます。

お見合いが成立しすぎた方のエピソード

福岡県お住まいの30代の男性エピソード
福岡県は女性の登録数が多い地域です。年収が500万～600万、公務員の方が入会されました。
女性からのオファーがたくさんあり、お申し込みをしなくてもモテモテになりました。

お会いしても、ほとんどのお見合い後のお返事は「交際希望」でした。
プロポーズをするのは男性です。プロポーズをされないと女性はお嫁にいけません。（逆プロポーズもありますが）

男性が決めないといけないのに、このモテモテ感を楽しみたい！人生最高！と違うテンションになりとうとうお見合い回数が100回になりました。
私は男性に聞きました。「初対面の方と話すことってとても労力がいりますが、疲れないですか？大丈夫ですか？」と

男性は「疲れますよ。でも、過去にこの人だ！と思った方はいたのですが、それ以上の方が現れません。そこで決断しておくべきでした」

男性の決断って大事なんです。無料面談から始まっています。
無料面談で結婚相談所の説明を受け、始める意思を固めれる方は決断力がありますので、お相手を決めることも早いです。

検討しますと、忘れた頃に入会の連絡がある方はやはり婚活を始めてからもマイペースなところが見受けられます。
ご性格にもよると思いますが、「優柔不断」という言葉はお見合い時でも使ってしまう結婚決まるまで時間がかかるんだろうなと印象を受け付けてしまうので、気をつけて行きましょう。

まとめ

結婚相談所には大人数の会員さんは登録していません。
福岡にも150社以上の結婚相談所があります。
運営している結婚相談所がプロフィールを共有できる団体に加盟すると沖縄から北海道までお見合い相手の検索ができ、
他県からのオファーが出来るようになりました。

弊社が始めた時は、そういう取りまとめてくれる団体などがありませんでした。
団体が出来ても紙ベースのプロフィールで「身上書」と呼ばれるものでした。

有難いことに運営している結婚相談所の名前が記載されていたので、開業当初は個人でされている方がほとんどでしたので、
手土産を持っていき開業したことをご挨拶に周りました。
そこで、会員様を紹介してくれてお見合いを組んでいました。その時の方が、会員様も一つ一つのご縁を大事にされていました。

ネットではないので、カウンセラーからの紹介が唯一の出会う方法でしたので、
ご縁があったことを喜ばれる方が多いものでした。

ネットが普及して便利な世の中になりましたが、お見合いが成立しすぎるという現象も起きるようになってきました。
会員様の自覚が人生を左右することとなります。
多くの出会いがあったとしても、一人としか結婚はできません。

初回や二回目のお見合いでお付き合いを決めた方は在籍日数がとても短く半年で運命のお相手を見つけています。
お見合いの成立の多さではなく、一つ一つのご縁を大事にすることが結婚への近道と感じます。